ナレッジキャピタルの構想のモデルの一つともなったアルスエレクトロニカ。
ナレッジキャピタル トライアル2010では、プレゼンテーションやパフォーマンスを披露していただきました。
毎年行われるそのフェスティバルへKMOメンバーが視察に参りましたので、その模様をご紹介いたします。
ARS ELECTRONICA(アルスエレクトロニカ)とは
アルスエレクトロニカは、オーストリア第3の都市・リンツ市に位置し、1979年より活動。2009年に30周年を記念し、同年1月に新館リニューアルされました。
アート、テクノロジー、サイエンスといった芸術的、科学的ミッションを、「society(社会)」というキーワードとともに考え、結果としてリンツ市は、従来の伝統文化の維持や観光産業の形成プロセスを超え、文化的・芸術的発展をコアコンピタンスにした都市再生のプロトタイプとして、コミュニティデザインの画期的モデルとなっています。
アルスエレクトロニカは、「アルスエレクトロニカ・センター(未来の美術館)」、「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」、「プリ・アルスエレクトロニカ(国際的コンペティション)」、「アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ(R&Dを担うメディアアート研究所)」の4つの部門を通じて、デジタルアートとメディアカルチャーの分野で、国際的拠点を築いています。
2010のテーマ
今年のテーマは、「REPAIR – ready to pull the lifeline」。
REPAIR=修復。後戻りできないところまで来てしまった我々。方法を改め正しい方向へと行動する。
フェスティバルの概要
| 開催地 | オーストリア・リンツ |
|---|---|
| 会場 | アルスエレクトロニカ・センター、タバコ工場(Tabakfabrik)他 |
| 開催期間 | 2010年9月2日(木)~11日(土) |
| URL | http://www.aec.at/ |
今年の目玉は、その「会場」。最近閉鎖された超巨大タバコ工場そのものを
「Repair」、そしてメイン会場として利用されました。テーマ「Repair」にフォーカスした作品や、受賞作品などが展示され、日本人アーティストによる作品も数々見受けられました。「ナレッジキャピタル トライアル2010」にも出演した真鍋大度氏と石橋素氏による作品展示や、和田永氏によるライブパフォーマンスも行われました。また、フェスティバルのハイライトのひとつであるプリ・アルスエレクトロニカ「Golden Nicas」の授賞式が行われ、日本人の方も授賞されました。
アルスエレクトロニカ・センターでは、フューチャーラボの技術を活用したリンツの街をテーマとした展示や、地下のメインギャラリーでは、「New Views of Humankind(ひとへの新しい視点)」をテーマに4つのラボ(BioLab/BrainLab/RoboLab/FabLab)を同フロアに配置。来場者に展示体験や、アーティスト技術者とのディスカッションを通じて、自分たちに何ができるかを考え、クリエイティビティを高めてもらうことが狙いとのことです。
フェスティバル開催中には、ブルックナーハウス他が主催しドナウ川沿いの屋外イベントも毎年開催。今年のテーマは、「未来の鉄道のビジュアル化」として、フューチャーラボも開発に協力した交通プロジェクトのコンセプトモデルが展示され、たくさんの観客に溢れていました。





